今日はさまよう刃・フィラデルフィアと映画を2本観ました。


さまよう刃では娘を辱められた上に殺害された父親が未成年の犯人を自分の手でさばこうとする。

そしてフィラデルフィアではゲイでエイズ患者であるトムハンクス扮するアンディが病気を原因に不当解雇されたと会社を告訴する。


どちらとも正義とは、法とは何かを考えさせられる作品でした。

けれどもさまよう刃では法と正義は時に相反するものと言い、

一方フィラデルフィアでは法は守られるべきもの、法こそ正義であると言う。


何となく続けて観たとはいえ似ているようで全く違う主張の映画2本を立て続けに観、不思議な感覚に陥りました。

正義って自分の立ち位置によって変わっていくものだし、その定義はとても難しいものだと思います。

特にさまよう刃では人それぞれの立場による正義の感覚の違いが描かれていて、見終わった後やるせない気持ちになりました。



とりあえず正義について考える手始めとして、途中まで読んで止まってしまっていた『これからの「正義」の話をしよう』を読み進めようと思います。


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学/マイケル・サンデル
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